イエス・キリストは、ご自分の弟子たちと初代教会の信者のために将来の扉を開いたように、今日、私たちのためにも新しい将来を開いてくださいます。イエス・キリストは、恐れに負けたあの臆病者の弟子たちを、勇気のある大胆な人間に変えました。彼らはダイナミックな力を受け、人間の歴史を変えたキリストのメッセージを全世界に宣教できる弟子に変えられました。苦しみと迫害を忍耐できるよう弟子たちに深い喜びと勇気を与えたイエスは、今日、私たちに、同じ恵みを注いでくださいます。その恵みはすべて復活と聖霊の働きからくるものです。
神様は、私たちが永遠に生きることを望み、私たちを愛しておられます。愛し合う恋人や友人や夫婦は、同じように、相手が永遠に生きることを望むのです。愛する相手のために最高の贈り物である永遠の命を願います。すなわち、いつも喜びと美しさと善さの中に生きることです。
私たちへの愛のために十字架上で死なれたイエス・キリストは、私たちが永遠の幸せに留まるよういつも望んでいます。永遠に生きるとは、すでにいただいている永遠の命の力で無条件で人を愛し、人を助けるために自分をささげ、神様と人々とを結びつけ、また、人々を信頼し赦すことです。すなわち、善を持って悪の力に勝つことです(復活)。また、自分の家族や職場など日常生活の様々な場面で、神様に委ねられた使命を果たすことです。ひと言で言うと、人をも自分をもごまかさず、人間らしく、神の子供らしく、ありのままの自分で、今日一日を生きることです。人間がいただいている命の力は、悪の力よりも強いからです。
イエス・キリストが復活されたので、私たちは、今もキリストと語り合うことができるのです。私たち一人一人は、自分でイエスの言葉を聴くことができます。イエスに聴くことによって、私たちを癒し、支え、守っていただけるのです。イエスに自分の悩みを話すことも、憧れを話すこともできます。祈りの中でイエスの答えを聴くこともできます。復活されたキリストに親しく結ばれ、キリストのように考え、判断し、決断し、行うようになれば、いつも神の子供として、すべての人の兄弟として生きることができるようになるでしょう。それは、今、生きておられるキリストとの関わり、聖霊の働きです。
今日、イエス・キリストの復活を祝いながら、キリストは過去の人物だけでなく、 今も生きておられること、ただのエネルギー源ではなく、 私たちと共に生きる同伴者であることを思い起こします。
イエスは、いつも私たちと関わってくださる親しい同伴者です。多くの信者は、イエスの言葉や生涯や奇跡を知っているつもりです。しかし、イエスを十分にわかっていないと思います。その人自身の人生において働こうとするイエスの言葉、恵み、奇跡は、まだ起こっておらず、書き記されていません(あなた自身の福音書は、まだ書かれていません)。復活されたキリストは、あなたの生活の中で働いておられるのですが、そのような体験が起こる場所、環境、時を、あなたはまだ想像することさえできません。あなたを助けるチャンスをイエスに与えください。生きておられるキリストは、あなたの人生に恵みを注ぎたいと思っています。
そういうわけで、渋谷教会の今年のテーマに沿って、「イエスをもっと深く知り」、イエスに相談し、聴き従いましょう。自分の時間、エネルギー、愛情、よい業などをささげ、そして、何よりも、イエスをもっと深く愛しましよう。そしてイエスに自分の罪、フラストレーション、失敗、こころの病気、偽りなどを委ねましょう。イエスは死と悪の力に打ち勝ったように、あなたを苦しめるそれらの敵を打ち破り、悪の力から解放し、真(まこと)の命を与えるのです。
私たち一人一人がイエスともっと親しくなれば、渋谷教会の共同体は、イエス様がしたように貧しい人、変わった人、小さい人、苦しむ人を歓迎し、喜んで心から一緒に祈れると思います。イエスの愛の力が私たち各自の心に注がれて、その愛をいただいたその時こそ、教会の愛と一致のなかで、誰もが受け入れられ、理解され、支えられているということが明らかに見られるでしょう。
復活されたキリストは、一人一人が新しい人として生きるよう助けてくださるでしょう。私たちは、苦しみや問題や死などの恐れを乗り越えた人になるでしょう。私たちよりも先に多くの信者は、すでにそのような体験があったわけです。殉教者、聖人たち、そして今日も、正直に信者として生きている沢山の人々がいると思います。渋谷教会にも沢山みられます。ご復活おめでとうございます。
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