キリストに従って生きている皆さん、喜ばしい復活祭おめでとうございます。
四旬節を過ごしてきた私たちは、復活祭を祝うように招かれています。死のしるしと矛盾だらけの世界で、私たちは命の恵みを祝います。キリストの復活の恵みによって、私たちは暗闇や苦しみや死の影響がある中で、真の命を祝うようにと神様に招かれています。この復活祭の祝いは、50日間(復活節)続きます。
神様が私たち一人一人に語っておられます。「墓から出てきなさい。立ち上がって、新しい命を生きなさい。勝利を得たわたしの子のように、神の子供らしく歩きなさい」と。
『50日間の復活祭と復活祭の幾つかのコミットメント』
復活祭は50日間かけて祝います。主の復活を祝う信者は、自分も復活の新しい命を生きるのです。復活の恵みを生きる人は、自然にその喜びを証しします。
復活の証人になるのは美しいことですが、この世の文化はいつもすべての命を大切にしているわけではないので、復活の恵みをいただいた信者は次のようなコミットメントをする必要があります。
- 死と死をもたらすすべてのことと戦う
命を脅かす暴力的なことと戦います。自然を含むすべての命を守るのです。特に弱っている命を守り、子供、病人、お年寄りの命を支えます。復活の恵みを悟った人は最高のエコロジストでしょう。
- 貧困の原因となるものと戦う
人間を圧迫する組織と戦うだけでなく、無関心、冷たい心、人間の心にある様々なエゴイズムとも戦うのです。
- 人間を束縛する環境の中で、真の自由を保護する
個人的、あるいは家庭的、また社会的、そして教会的な環境においても、人間の自由を守らないといけないのです。「自由になるためにキリストは私たちを解放してくださいました」(ガラテア5・1)。救いの恵みはその解放と関係があるのです。
- 平和のために働く
平和は弟子たちに与えられ、復活されたキリストの恵みです。キリストはその平和をご自分の犠牲によって得られました。復活の恵みを生きる人は、平和が脅かされているところにキリストの平和を広げ、建てることができます。信者は和解と非暴力の奉仕者で、キリストがもたらした平和を守り、そのために働く人です。
- 喜びと希望を証しする
私たちは、「希望」と「成長」を否定する人に対して、自分の信仰を説明することができます。苦しい現状においてさえ希望がもてるからです。生きることに熱意をもたない態度、諦める心、形にはまった言動は、正しくない生き方です。キリストが復活したから、人間はどんなに高い目標に向っても生きることができます。
- 真理のうちに生きる
私たちは嘘を言うことに慣れているだけではなく、うわべだけの偽りの生活の中で生きることにも慣れています。思っていることを言わず、感じることを表現せず、約束したことを守らず、本音を出さずに建前だけで生き、信じることを生きていません。真理を生きるのではなく、中途半端なごまかしの生活をしています。しかし、キリストの復活は光をもたらし、明らかで透明なものです。復活を信じ、その恵みに生きる人は、偽善の正体を暴き出します。
- 愛のうちに生きる
神の愛は、復活の命を生きるための秘訣であり原動力です。復活の恵みを頂いた人は、赦す人、理解する人、共に苦しみを耐える人、自分を捧げる人となります。信者はエゴイストの多い非情な社会で、慈しみを示すことができます。信者は心がないところに「心」になります。愛だけが新しい歴史を作り上げていくのです。復活は新しい歴史の最初の日です。
今からこの世界で、復活の新しい生活を始めましょう。 |